農園ブログ

2021/08/30 20:29

おひさまの力で野菜の準備します!

こんにちは。宮東です。

炎天下の毎日から一転、しばらく不安定な天気が続きそうですね・・:。

大根と人参の植え付け準備をする時期になりましたので、

雨続きになる前に、毎度ドタバタですが準備しました。

大根や人参などのいわゆる「秋冬野菜」は、

他の季節の野菜と違って「太陽熱養生処理」という処理をします。

ひとことで言うと、

【太陽の熱を使って野菜がスクスク育つ土をつくる】

という処理です。

真夏の太陽の力はすごくて、ビニールシートを張ると、

ビニールの中は60℃以上の高温になります。

そうすると、高温で雑草の種や野菜に悪さをする害虫は死滅します。

(あるいは暑すぎてどっかへ行ってしまいます)

さらに、ビニールを貼る前に、野菜にとって良い菌を散布しておくと、

良い菌が土に潜り込んで、フカフカな土を作ってくれます。

こういう前準備をしておくと、農薬とか除草剤とかを

使わなくても、野菜がスクスク、健やかに育ってくれます。

今日も最後まで読んでいただき有り難うございました。

また、不定期ですが情報発信していきますので、お付き合いのほど、よろしくお願いいたします。


ペットボトルに入っている茶色の液体が「EM菌」という野菜や人間にとって有用な菌です。

様々な種類の菌があるのですが、特に乳酸菌や酵母菌がフカフカな土を作ってくれます。

これを、動力噴霧機を使って事前に畑に散布しておきます。

トラクターにビニールを貼る機械を取り付けて、畑に透明ビニールを貼っていきます。

毎年、炎天下でのこの作業はなかなかです・・・泣

しっかりピタッと貼らないと、強風でビニールがはがれてしまうので注意しながら貼っていきます。

なんとか貼り終えました!

あとは一ヶ月ほど、この状態でじっくり熟成させます。

太陽の熱で殺虫・殺菌し、良い菌は土の中にもぐりこんで、土をフカフカにしてくれます。

太陽が照りつければ照りつけるほど、透明ビニールの中が高温で蒸されていきます。

太陽が良い仕事してくれている感じです!